

| 第7号 | 平成16年5月1日発行 |
ふれあい看護体験について |
看護師 棚橋純子 海端弘子
「看護の日」は、毎年5月12日として平成3年に制定され、看護の日を含む一週間を「看護週間」としています。5月12日は近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日であることからこの日を「看護の日」と制定したのです。
「ふれあい看護体験」は、〜看護の心をみんなの心に〜をメインテーマとして、全国的に開催しております。目的は「市民の皆さまと医療関係者などが交流して、医療や看護について考えていくきっかけを作り、患者さんとのふれあいを通して看護をすることや人の命について理解や関心を深める機会を提供すること」です。
岐阜市民病院でも平成四年より、「ふれあい看護体験」をおこなっており、昨年は5月17日に行いました。今年は5月15日(土)を予定しています。

昨年行いました第12回のふれあい看護体験を振り返ってみますと、参加されたのは高校生という将来を考える時期の生徒さんで、看護師や医療従事者を志していらっしゃる27名の生徒さんたちでした。最近の若い人は、思いやりや人とのふれあいを欠いて成長しているといわれています。しかしながら、今まで「ふれあい看護体験」に参加された皆さんを見ていると、感動の心や共感の情をきちんと持ち続けておられます。第12回に参加された皆さんは、受付を済ませ看護衣を着けられると本当に『看護体験』をするんだという実感が表情に現われていました。
オリエンテーションを済ませた後、2〜3名に分かれて病棟で実際の看護を体験しました。各病棟の看護師は、小児の昼寝時間のタイミングをとったり、患者さんへの受け入れ状況を確認したり、仕事の手順に神経を使ったりと、忙しく動くこととなりましたが、同行した参加者が血圧測定、足浴、洗髪、車椅子の移動などの体験を、笑顔で実に楽しそうにされていることで安心できました。その後参加者と看護師の数人ずつのグループワークとして、アンケート用紙を用いながら反省会を行いました。
反省会では、リラックスした状態で活発な意見が出されました。病院内がきれいな事、廊下やトイレ・お風呂などに、患者さんのための工夫が様々になされていることに感心されていました。また、血圧が読み取れなくてショックだったり、長期臥床の患者さんの足が細いことに気づいたり、患者さんとうまく話せなかったりと、戸惑いも多かったようでした。病院というところが暗い雰囲気であると想像していた方もおられましたが、実際の現場を体験し、患者さんと看護師が楽しく会話をし、そこに思いやりがあり患者さんへの配慮があること、そうした看護師たちの雰囲気がとてもよかったと感じてもらえました。この体験を通し、もっともっと看護の現場を知りたくなった、看護師になりたいと思った、やりがいを感じもっと多くのことを体験したかったという前向きな声が多く聞かれ、うれしかったです。

終了時に、看護師から参加者一人ひとりに、メッセージを書いたカードをスナップ写真とともに手渡しました。後日参加者からお礼のはがきをいただきました。その内容は『先日のふれあい看護体験は、私にはとてもよい経験でした。多くの貴重な体験、その中でも洗髪をしてあげた患者さんから「気持ちよかった。ありがとう。」と感謝されたことがとても嬉しく印象に残っている。』とのことでした。他には親切にやさしく接してもらえた事、思いやりのあるきれいな病院であったとの評価をいただきました。将来は看護師になりたいと強く思われたようでした。そう思える場所を私たちが提供することが出来たことはとてもうれしく思います。
これからも毎年「ふれあい看護体験」を、幅広い層の方々にも興味をもっていただけるようにしていきたいと考えております。
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1 |
岐阜市民病院長 伊藤隆夫 | |
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2 |
研修管理委員長 鷹津久登 | |
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3 |
小児夜間急病センター運営委員会 鷹尾 明 | |
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4 |
看護師 棚橋純子 海端弘子 |
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5 |
管理栄養士・糖尿病療養指導士 若山桂子 | |
| 6 | 編集部一同 |