

| 第5号 | 平成15年5月1日発行 |
骨を健康に!〜骨祖しょう症を予防する食事や生活〜 |
現在65歳以上のおよそ3分の1の方が、骨粗しょう症(こつそしょうしょう)と推定されています。骨粗しょう症とは、骨が粗くなり、大根に「す」がはいったような状態になった病気です。つまり、全身的な骨のなかのカルシウム量(骨量)の減少によって、骨がもろくなり、ちょっとしたことでも骨折しやすくなっている状態のことをいいます。骨粗しょう症が進行すると腰や背中が痛くなったり、腰や背中が曲がり身長が低くなったりします。また、手首・足の付け根が骨折しやすくなったり、背骨の一部が押しつぶされて骨折することもあります。


日常生活は骨に大きく影響します。偏食・ダイエットなど食生活を規制している方も、方法を誤ると骨粗しょう症予備軍となってしまいます。ですから子供のころから食生活や日常の運動量・生活様式に注意するのが最大の予防法です。日常の生活を活動的にするというのは、炊事・そうじ・床ふき・洗濯・買い物に出かけることなどのことをいいます。食生活においてはカルシウムやビタミンDの不足が考えられますが、骨の成分であるたんぱく質・リン・乳糖・マグネシウム・脂肪、さらにビタミンA・ビタミンC・ビタミンKなどが、骨の健康に直接あるいは間接的に深くかかわっています。カルシウムは、牛乳や乳製品などに、そしてビタミンDは日常によく食べる魚類に多く含まれています。また、皮下にあるプロビタミンDは、肝臓や腎臓で活性化ビタミンDとなったカルシウムが、腸管から吸収されるのを促進します。骨の健康を保つためにカルシウム摂取に心がけることが必要です。カルシウム摂取量に対してマグネシウムの相対的摂取不足がさまざまな疾患の誘因として重要視されるようになってきました。マグネシウムの摂取不足は、身体のカルシウム代謝を乱し骨に影響を及ぼすという報告もあります。カルシウムとマグネシウムの摂取比率は、ほぼ2対1が望ましいといわれており、日本ではマグネシウムの目標摂取量を1日あたり300ミリグラムと定めています。マグネシウムを多く含む食品もしっかり摂るようにしましょう。バランスのとれた食生活を考え毎日3食きちんと食べて1日30品目以上の食品を目標に摂る事を心がけましょう。また、戸外にも積極的に出て適度に太陽の光を浴びることも大切です。

日常生活を活動的にし、バランスのとれた食生活を送ることを心がけ、骨粗しょう症を予防して健康的で生き生きした人生をおくりたいものです。

写真提供
整形外科 杉谷繁樹部長
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1 |
岐阜市民病院長 伊藤隆夫 | |
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2 |
岐阜市民病院 医事室 | |
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3 |
センター長 里見 和夫 | |
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4 |
看護部
堀田多津子 奥田まゆみ |
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中央放射線部 棚橋 久実 | |
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6 |
薬剤部 | |
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7 |
編集部一同 |