

| 第4号 | 平成14年12月1日発行 |
特集C 腎臓病・血液浄化センター |

はじめまして、皆さん。「腎臓病・血液浄化センター」という名称はあまり聞きなれないかもしれませんが、もともとは「人工透析室」と呼ばれており、昭和四七年十月に、岐阜県下では三番目の施設として開設されました。当初は画期的な治療法としてスタートし、今年ちょうど三十周年を迎えました。現在は腎不全に対する血液透析のみならず、潰瘍性大腸炎に対する顆粒球除去療法、難治性高コレステロール血症や閉塞性動脈硬化症(ASO)に対するLDL吸着療法、ギランバレー症候群などの特殊な神経疾患に対する吸着療法など血液のなかの特殊な物質を取り除く(血液を浄化する)さまざまな治療法をも手がけているため、本年四月から「腎臓病・血液浄化センター」と名称変更したわけです。
ところで、血液透析を受けなければならない腎臓病の方は年々増えています。

特に、糖尿病が原因の腎不全で透析導入となる患者さんが現在非常な勢いで増えています。日本透析医学会の調査では、平成十三年末で21万9千183人の方が透析療法を受けているとのことです。いったん糖尿病性腎症がある程度進行してしまうとその進展を完全に阻止するのは、なかなか難しいといわれてきました。もちろん、糖尿病のコントロールが不十分な方や未治療の方がその危険性が高いとされ、適切な食事療法や薬物療法により早くから病気の進展を阻止することが重要といわれています。
糖尿病や慢性腎炎で腎機能がほぼ廃絶したときには血液透析をはじめとする浄化療法を行うことになります。全国で最長の透析歴をお持ちの方は三十五年を経過されているとのことですが、当センターでも二十五年以上経過された方が何人かいらっしゃいます。これまでに当院でこれらの血液浄化療法を受けられた方は開設当初より今年九月末までに、1,351人を数え、近年では新たに導入される患者さんの数は年間約100人に達しています。そのほか、外科手術や心臓疾患の治療の目的などで他の透析施設より紹介を受ける患者さんも年間70名以上いらっしゃいます。
私たちは、腎不全のために残念ながら血液透析を続けざるを得なくなった患者さんにスムーズに透析導入ができるよう、透析のある生活を上手にすごすため、血液透析施行に欠かせない内シャントを上手に管理するために努力しています。また、岐阜市民病院を利用される患者さんに日々進歩する血液浄化療法の恩恵を受けていただくために日々研鑽してゆきたいと思っています。
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1 |
岐阜市民病院長 伊藤隆夫 | |
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岐阜市民病院 医事課 | |
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センター長 鷹津久登 | |
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脳神経外科部長 岩井知彦 | |
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看護師 橋本文世・永石博美 | |
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6 |
やすらぎ編集部 | |
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薬剤部 | |
| 8 | 編集後記 | 編集部一同 |