第2号 平成14年6月1日発行

特集2 消化器病センターから

消化器病センター長 冨田栄一
〈消化器病センターの特色〉

 平成4年に設立されたセンターで、消化器の病気に関する診断・治療を集中的に行っています。肝炎から肝がんまでの系統的な治療、胃・大腸がんの早期診断・治療、胆石の内視鏡的治療などを多くのスタッフが協力して行い、最新医療機器も装備しながら先端医療を目指しています。また、毎日内視鏡当番を作り、出血や黄疸などの救急疾患の治療のために24時間体制をとっています。一方、国内はもとより海外でも学会発表を行い、質の高い医療が提供できるように切磋琢磨しております。

〈症例数・治療・成績〉
 C型肝炎に対するインターフェロン療法は500人近くになり、著効率は40%を超えていますが、これらの成績は国際学会で発表しております。また、最近ではC型肝炎にはリバビリン療法、B型肝炎に対してはラミブジン療法も取り入れており、常に最新の治療を試みています。
 肝がんの治療は、細小肝癌であれば5年生存率が70%を超えています。肝腫瘍専門の超音波医が造影剤を用いたエコーも取り入れて最新の診断を行っています。最近は、経皮的マイクロ波凝固療法、ラジオ波焼灼療法なども導入して50人以上の方に行っています。

食道や胃の病気では、食道静脈瘤の治療、食道がんの治療、胃の出血の治療、胃がんの内視鏡的治療などと共に、ステントを用いた拡張術(狭くなった部分を広げる)も積極的に行っています。

大腸内視鏡は、年間1500件以上になり、大腸がんも開設以来1000人を越えました。最新の機器も使ってがんの早期発見と内視鏡的治療に力を入れています。最近では、ビデオで説明をさせて頂いたりして、患者さんに優しい痛みの少ない検査を心がけています。

胆石、特に総胆管結石の治療は乳頭を切開せずにESWL(体外衝撃波破砕装置)を用いて治療する、非侵襲的治療で好成績をあげており、最近では乳頭拡張術に関する治療もすでに300人を超えています。これらも、国際学会で発表し評価を得ています。
 その他、放射線療法との併用や内科と外科が協力して行う腹腔鏡下の胃がん手術など、総合病院であることを生かした治療を行っています。 



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-----目次一覧------

1

院長就任のごあいさつ

岐阜市民病院長 伊藤隆夫

2

地域連携部ができました

地域連携部

3

特集2 消化器病センターから

消化器病センター長 冨田栄一

4

看護師って・・

看護部 酒井和美

5

くすりのおはなし [服用時間について]

薬剤部

6

医療サービスの向上を目指して

医療サービス委員会 鷹津 久登

7

編集後記

編集部一同