第12号 平成18年11月1日発行

特集L 総合内科兼糖尿病・内分泌代謝科の紹介  

総合内科兼糖尿病・内分泌代謝科部長 山田 浩司


 この4月新しく総合内科および糖尿病・内分泌代謝科ができました。糖尿病を中心に高脂血症、高血圧などの生活習慣病、またそれらに起因する病気を含めて内科一般を総合的に診ていく科です。
現在糖尿病を含めた生活習慣病は世界規模で増加しており、日本でも、糖尿病が強く疑われる人は740万人といわれています。失明したり透析導入する人の一番の原因も糖尿病なのです。
糖尿病とは
 糖尿病は健康な人に比べて高い血糖値が続き、血管や神経を傷める病気です。血糖値が高くなってしまう原因は、糖の代謝を制御するインスリンというホルモンがうまく働かないためです。
 かなりの高血糖になれば多尿、口渇、体重減少といった症状がでてきますが、多少高い程度ではとくに症状は出てきません。しかし症状がなくても、少しずつ血管や神経が傷み、網膜症、腎症、神経障害、また心筋梗塞、脳梗塞を起こしてきます。血管や神経を傷めないためには、症状がなくても血糖値の上がる原因を取り除き、薬を使ってでも健康な人と変わらない血糖値にすることが重要です。
 当院では糖尿病専門医をはじめ、糖尿病療養指導士の資格を持った看護師や栄養士ほか薬剤師など専門の立場から患者さんの治療や療養指導、相談に当たっています。
 糖尿病の状態の悪い方は、入院にて治療を行います。当院では二週間の入院プログラムがあります。この二週間で合併症の状態を調べながら今後の治療方針を立て、患者さんには糖尿病についての勉強を通して自分で自分の血糖値をコントロールする術を身につけていただくものです。
 また現在毎週水曜日に糖尿病教室を行っています。毎回、看護師や栄養士等が糖尿病という病気について話をします。プログラムの内容は院内の掲示板等をごらんください。興味のある方はどなたでもご参加ください。
 今後は患者さん同士が気軽に情報交換可能な患者の会ができればと考えています。また治療がずっと続けられるように、患者さんの病状や利便性を考えてかかりつけ医と共同で診ていくシステムを作りたいと考えています。


糖尿病教室のお知らせ

★日時:毎週水曜日 午後2時30分〜3時30分
★場所:人間ドック待合室(中央病棟2階)
★参加費無料(どなたでも参加いただけます)
★内容・日時などの予定表は、内科外来待合・人間ドック・総合案内・栄養相談室にご用意して



内分泌疾患とは
 当科のもうひとつの柱は、ホルモン異常に伴う病気の診療です。バセドウ病、慢性甲状腺炎など甲状腺の病気はよくみる病気の一つです。この病気では動悸がしたり暑がりになったり、逆に寒がりになったり動くのがおっくうになったりします。また肥満ややせ、高血圧、倦怠感等はいろいろなホルモンの異常によっても起こりえます。このような症状のある方は一度ご相談ください。
糖尿病を含め生活習慣病は長い目で見て行かなくてはいけません。スタッフ一同皆様の療養のお手伝いをしたいと思っています。



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-----目次一覧------

1

来年度に向けての病院方針

岐阜市民病院長 冨田 栄一

2

医療安全推進部の取り組み

医療安全推進室長 島邊 恵子

3

特集L 総合内科兼糖尿病・内分泌代謝科の紹介

総合内科兼糖尿病・内分泌代謝科部長 山田 浩司

4

セカンドオピニオン外来を開設しました

医事室

5

中央検査部の紹介

中央検査部長 山田 鉄也

6 がん患者支援としてのグループ療法

看護部   小松 博子
臨床心理士 神戸 誠

7

後発医薬品について

薬剤部
8

編集後記

岐阜市民病院広報委員会編集部